開発に携わった主なプレイヤーはヤン・ルフラン氏(フリーランステューバ奏者/仏)と、マイケル・シュリュッセル氏(21世紀シンフォニーオーケストラ所属テューバ奏者/スイス)で、2人ともヨーロッパ全土やアメリカなどでクリニックを行っているプレイヤーです。
楽器デザイナーとしても評価の高いルフラン氏のアドバイスにより、“マーリン”は音響的にも良い効果が得られるよう軽量化が図られています。今までのウィルソンの、どのテューバとも異なる全く新しいコンセプトで設計されました。
ルフラン氏が設計へ寄せた要望は難しいものも多かったそうですが、ウィルソン社のカート・クラート工場長と共に何度も改良を加えた結果、ルフラン氏も出来栄えに満足し、ウィルソン社が自信を持ってお勧めする楽器となりました。
“マーリン”という名前は、ユダヤ人作曲家のカール・ゴルトマルクが作曲したオペラ『シバの女王』(注:グノー作曲のシバの女王とは別の曲です)に登場する、伝説の魔術師の名に由来しています。
Willson(ウィルソン)
Cテューバ 3060モデル“MERLIN”